橋下代表が辞意を撤回した
今回のケースは、批判を避けるためのパフォーマンスだったのだろうが…
私は、何かあったらすぐに党首を降ろそうという雰囲気が嫌いだ。
特に今回の場合、辞任を要求することも、そして橋下氏が辞意を表明することも、間違っていると私は思う。
維新の会の参議院選挙の結果は勝利ではないが、議席を減らしたわけではない。
まだ未成熟な新興勢力がそう簡単に勝てるはずもない。
これくらいでいちいち辞任されてちゃ持たない。
という理屈もあることにはあるのだが、私が橋下氏の辞任に否定的なのは個人的感情による。
私は、何かしらの大志を持って、行動を起こす人が好きだ。
オウムのように大量洗脳・大量殺戮のための行動でもなく
どこぞの団体のように、ただ罵声を浴びせるためだけに行動しているわけでもない。
失言・暴言が鼻につくとはいえ、理で勝負しようとはしているし、行動は公序良俗に反するものではない。
中松義郎とかマック赤坂のような、個人による冷やかし立候補などではなく
一から組織を作り上げて運営し、意見も積極的に受発信している。
そういうことができる人が好きだ。
だから、その内容に賛同できるかは度外視した上で、応援している。
維新の会は、橋下氏の個人政党みたいなものだ。ものだった。
彼の思想に賛同した者が集まった政党ではなかったか。
ならば、彼が降りるのではなく、彼に賛同できない人間が離れればいい。
自分の夢を実現しようと賛同してくれる仲間を集めたのに、その仲間に夢を否定される、なんていう不条理がまかり通ってはたまらない。
夢追い人から、希望を奪わないで欲しい。
彼が辞めたら、石原氏が単独代表にでもなったのだろうか?
それではもう別の政党だ。乗っ取りじゃないか。
石原氏は折角自分で太陽の党を作ったのだから
自分の思想を実現したいなら、太陽の党を作りなおせばいい。