namuiru's diary

自分の思考を整理しておくためのブログ。普通からずれていることは理解している。たまには良い事を書いているかもしれない。

テキ屋について思ったままに

1万円つぎ込んだが…祭り露店クジ、ハズレだけ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130729-00000320-yom-soci

 

引いても引いても当たらないから警察に相談したら、当たりがあるかどうか調べてくれたらしい。

そんなことまでしてくれるとは意外だなぁ。

真面目に当たりを入れてくれているテキ屋もあるだろうけど

一方で当たり無しの店も多いことは暗黙の了解だと思っていた。

 

しかしよくよく考えたら、こんなもんが了解されて良いはずがない。

ソーシャルゲームコンプガチャさえ禁止なのに、これは黙認されるのはおかしい。

50円の駄菓子を買うことすらためらう子供が希望を託した300円は、大人が自分で稼いだ3万円にも匹敵すると思いたい。

それに、ガチャは確率を不当にいじっていない限り正当な売買だが、悪徳テキ屋は完全な詐欺だ。

 

町内会や学校で行われる良心的なお祭りイベントでは、しばしば景品が当たった。

そのせいで、外部のテキ屋が詐欺をしているなんて、考えもしなかった。

確率だし、ツキが無かったと考えるのが自然だ。

しかし、私が5回引いてやっと当てた景品のカードは偽物だった。

あの時のショックは今も鮮明に覚えている。

その時に私は、テキ屋に詐欺師がいると気づいた。

まだサンタクロースさえ信じていた、疑うことを知らぬ人間だったのに。

 

裏に暴力団が付いているから手出しできない、なんて話も聞くけれども

最近はゴルフをしただけの組員を捕まえたりしているし

違法テキ屋もやる気を出せば一斉摘発とかできるんじゃないか。

私は暴力団の影響とか怖さとか全然知らないので、呑気に思われるかもしれないが

真面目にやっている人が割を喰うのはとにかく御免だ。

理想だけじゃ社会を生き抜けないのだろうが

せめて子供のささやかな夢くらい、現実にしてくれてもいいじゃないか。

 

かといって、徹底して取り締まると、相当数のテキ屋が姿を消すことになりそうだ。

ただでさえ減っているのに、これ以上数が減るとお祭りがさびしくなる。

私の地域の祭りから店が消えれば、だんじりを眺める他にすることがなくなる。

 

相手が暴力団の可能性もあるし、国に頼るしかないかもしれない。

例えば、全国のテキ屋国営企業が一元管理するようにできないだろうか。

暴力団や不正を排除できるし、金魚すくいの売れ残り廃棄問題なんかも防ぎうる。

ショバ代とかみかじめ料が掛かっているのだとすれば、それが無くなるだけでも効果大だ。

派遣する人員を制御できれば、単純な効率化のみならず、過疎地域の活性化もできるかもしれない。

景品系の採算が取れなくなるので、現在のような高級な景品は置かないか、当たる確率をぐんと下げることになるだろうが、当たりを引けないより断然良い。

いや、折角一元管理なんだし、多少赤字でも、黒字の分野で補ってくれないかな…

袋入りワタアメ500円とか、キャラクターお面800円とか、ものすごく利益率が高そう。(違っていたらすみません)

いやいや、それでは逆かな?ワタアメの値段を下げる方が良いのだろうか。

 

とまあ、ただ思いつくままに理想っぽいことを綴ってみた。

とにかく言いたいことは、悪徳テキ屋の黙認は許せないということだ。

そもそも、黙認しているのは大人だけであって、当事者の子供達は認めてなんかいない。

私はグレーゾーンという言葉が大嫌いだが、子供が当たりを信じている以上

クジ引きに当たりを入れない行為はグレーではなく、完全なるブラック。

(法律で違反している時点で紛れもない黒なんですけどね)

子供達を黒い悪魔の手から守る、これに勝る大義名分もないだろう。