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namuiru's diary

自分の思考を整理しておくためのブログ。普通からずれていることは理解している。たまには良い事を書いているかもしれない。

諺(ことわざ)の使い方

結構な人が感じていると思う.

「善は急げ」なのか「急いては事をし損じる」なのか.

「鳶が鷹を生む」のか「蛙の子は蛙」なのか.

「二度あることは三度ある」のか「三度目の正直」なのか.

諺というのは実にアテにならない.

 

それもそのはずで,そもそもアテにするものではない.

諺というのは、状況や状態を分かりやすく伝えたり,論理に説得力を持たせたりするために使うものだ.

なのに,ことわざを“根拠”や“理由”として使う例が散見される.

「震災があったらしい.善は急げというから,今から被災地に支援物資を届けよう」

というのは一見正しいように見えるが,物資を調達する手段が無かったり,不足しているものが分からなかったり,目的地への道路が寸断されていれば話にならない.

下手をすると「急いて事をし損じる」ことになりかねない.

物資は用意できる.車も使える.その他の障害もなく,その気になれば直ちに物資を届けられる.

そういう状況がまずあって,なおも行動だけが起こされていない場合に「善は急げ」と言えるのだ.

 

もっと極端で分かりやすい例でいこう.

いきなり朝青龍と相撲して勝てと言われても,当然負ける.

「三度目の正直だから,次は勝てる」と言われても,勝てないものは勝てない.

事故で妻も子供も失ったとしよう.

「朝の来ない夜はない,いつか悲しみも癒える」と言われても,煩いだけだ.

根拠の伴わない諺なんて,戯言に過ぎない.