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namuiru's diary

自分の思考を整理しておくためのブログ。普通からずれていることは理解している。たまには良い事を書いているかもしれない。

白鳥由栄を妬む

以前から存在は聞いていたが,ふとしたきっかけで改めて白鳥由栄について見た.

超人的な力と奇抜な発想,緻密な計画と長い忍耐の末に

4度もの脱獄に成功した人物だという.

その脱獄も,強行突破等の他者に危害を加えるような方法ではなかった.

脱獄にも理由があり

1度目は看守たちによる罵倒

2度目は刑務所でのあまりにも劣悪な待遇

3度目はさらに過酷になった扱い

4度目は先の脱獄後に畑泥棒と間違われ農夫に攻撃されたため,相手を殺害したことが正当防衛として認められず,死刑判決を受けたこと

である.

最終的には20年の懲役とされ,模範囚となり後に仮出所.

日雇いで暮らして死去.律儀で他者の恩には必ず報い,牢獄での厳しい扱いを訴えようとしたように,悪には敢然と立ち向かう性格だった.

 

色々なサイトを見た感じ,大体こんなことが書かれていたわけだ.

侠気溢れる伝説の脱獄王という扱いになっている.

実際すごいことをやってのけているし,脱獄までして囚人の過酷さを訴えたことも,恩を受けたら大人しく出頭したことも,目的を達したら脱獄をやめ,模範囚となったことも,素晴らしいとは思う.

 

しかし私には違う人物像が見えて仕方がない.

最初は私利私欲の強盗殺人で捕まり,

そんなことやらかしておいて,罵倒に耐えられずに脱獄.

殺人犯でしかも脱獄犯という危険人物ゆえに致し方なく警戒を強め,脱獄できないように厳格な処置を行ったところ,扱いがひどいとアピールしてまた脱獄.

その後逃亡中に畑泥棒と間違われて攻撃されたため、正当防衛として相手を殺したことには同情の余地がある。

だが、相手はナイフや拳銃を持った強盗などではなく、一介の農夫である。

彼ほどの超人的な力があれば、殺さずに組み伏せるなりできたのではないか、と思う。

その後、正当防衛が認められなかったから死刑はおかしいと主張して、脱獄である.

ただの我儘な人殺しにしか見えない. 

 

私がひねくれているだけなのは承知している.

一応善人の私は,何の才能もなく,他人に迷惑をかけては蔑まれるばかりなのに,

一方の犯罪者は、その才能でもって英雄視され、周囲の同情や畏敬の念を得て,後世に名を残している,

ということを妬んでいるだけだ.

 

悔しい.